2010/01/08

Snow Climbing Training

12月29日から1月7日まで10日間にわたるMountaineeringのField Tripに行ってきました。
場所はNew HampshireにあるWhite Mountain National Forest、メンバーは担当教員のTD、AssistantのGW、学生8名、Kazuの合計11名、3回に分けて今回のTripを紹介していきます。

まずは10日間のScheduleから
12/29 Travel to NH, and stay at Hostel(Vanで18時間の長旅、室内泊)
12/30 Equipment Fitting, hike to Hermit Lake Shelters(3 Days Snow Travel第1弾、Shelter泊)
12/31 Snow climbing at Tuckerman's Ravine.(Shelter泊)
1/1 Snow climbing and out to hostel.(室内泊)
1/2 Expedition to Nauman Campsite.(3 Days Snow Travel第2弾、Tent泊)
1/3 Expedition to Mt. Jackson.(Tent泊)
1/4 Expedition returns to Conway, ice climbing at Crawford Notch.(室内泊)
1/5 Ice climbing at Crawford Notch, dinner in Conway.(室内泊)
1/6 Ice climbing at Cathedral Ledge, final exam.(室内泊)
1/7 Return to Raleigh.

今回は3 days Snow Travel第1弾の様子をお届けします。

12月30日
前日朝5時にRaleighを出発、NHのHostelに着いたのは何と夜の12時でした。そんなToughなScheduleを乗り越え、いよいよ3日間のSnow Travelに出かけます。


まずはShopで冬用の登山靴をレンタル、このShopはいわゆる登山用品店なのですが、Ice axやCrampon(これらの道具は後で紹介していきます)などもレンタルしています。日本では安全上の問題(経験の少ない人が気軽にレンタルして事故を起こすなど)もあり、なかなかこういうところはないように思います。


これが冬用の登山靴、プラスティック製で、スキーブーツと同じようにインナーブーツがあります。


装備もすっかりそろい、Trail Head(登山口)のPinkham Notchへ。ここには立派なLodgeやVisitor Centerがあります。


Visitor Center内にはトイレやシャワールーム、各種Informationとともに荷物をPackingするためのSpaceもあります。これはすごくいい!


個人の荷物の他、鍋やスコップなどGroup StuffもPackingした我がBackpackです。


出発前に記念撮影。


目的地のHermit Lake Shelterを目指してHike up、SkiやSnow Shoeをはいた人たちとたくさんすれ違いました。


2時間ほど歩いて目的地に到着、Tuckerman's Ravineです。写真に見える山の向こう側にMt,WashingtonというこのあたりのLandmarkとなる山があります。


ここはSki Areaとありますが、リフト等は一切ありません。Skiをする人は全員自分の足で登ります。看板にはそれぞれのAreaの雪崩の危険度が示されています。ここには小さいながらもVisitor Centerとなる小屋もあり、近くには緊急避難用のShelterもありました。
向かいの斜面にはリフトのかかったスキー場もありますが、こちらを好む人も多いようです。日本のゲレンデにあるように、はやりの音楽がガンガンかかっているということはありません。
Outdoorというものに関する意識の高さを感じます。


僕たちが2泊するShelterに到着しました。屋根と壁があるだけのとてもSimpleなShelterです。中には最大で10名ほどが寝ることができるSpaceがあります。


中はこんな感じ。暖房も何ももちろんありませんが、雪と風が防げるだけでも全然違います。このShelterの中にテントを張っているGroupもありました。
冬用の暖かいSleeping Bagにくるまっておやすみなさい・・・

12月31日

おはようございます。朝の気温は-20℃近くまで下がりました。


今日は、Tukerman's RavineのBowlで雪山を歩くために必要なさまざまなSkillを身につける日です。まずはTDが雪崩に関するLectureをしました。


その後はみんなでTukerman's RavineのBowl(すり鉢状になった場所、日本ではカールといったりします)をめざして登っていきます。


Bowlの斜面に到着しました。ここでIce AxとCrampon(日本ではピッケル、アイゼンともいいます)を使ったさまざまなSkillの練習をします。


これがCrampon、靴底につける鉄のツメのようなもので、これを装着することにより、氷の斜面も歩くことができるようになります。
いよいよ練習が始まります。まずはSelf Belay(自己確保)、Self Arrest(滑落停止)から。雪山の急斜面では凍った場所も多く、もし転んだりした場合、斜面の一番下まで落ちてしまうこと(滑落)があります。そうならないようIce Axを使って滑落を止めるのがSelf Arrestです。ぼくも一緒に練習をしていたので写真はありませんが・・・
凍った斜面で転んでしまうと場合によっては本当に止まりません。Ice Axのありがたさを痛感しました。


その後は3人1組になってRopeでお互いの安全を確保しながら急斜面の登下降の練習をしました。万が一誰かが転んでしまった場合、他の2人がSelf Belayの姿勢を取ってSelf Arrestで止まらなかった場合の安全確保をします。このときはところどころにSnow Stakeというもので氷の斜面に安全確保のためのAnchorを設置し、Ropeをそこにつなぎながら登りました。
こういうところに安全確保に関する高い意識を感じました。ちなみにこの斜面は30度くらいあるかなりの急斜面です。


下降の練習中、この頃にはIce Ax、Cramponの使い方もだいぶ慣れてきました。


今日は大晦日、本当にいろいろなことがあった2009年の夜が更けていきます。こちらNCに来て9ヶ月、まさか年越しを山の中で過ごすとは思ってもいませんでした・・・

1月1日
あけましておめでとうございます。
という特別なこともなく、2010年最初の日が始まりました。やはり今朝も寒い!
今日は昨日使ったRouteとは違うRouteでTuckerman's RavineのTopを目指します。


雪が降る中、樹林帯をたどりながらどんどん高度を稼いでいきます。


Timber line(森林限界)を越えると結構強い風が。


Boott SpurというPeakで記念撮影。
前列左からTim(Challenge Course Programmingでも一緒でした)、Matt(2人いるうちの静かな方)、Kazu、後列左からAlexsa(紅一点)、Matt(賑やかな方)、Alex、Jey、John、Brad(Backpackingでも一緒でした)


Shelterに戻り、荷物をまとめて、Trail Headに戻ってきました。
なんとかひとやま越えました。でも、このField Tripまだまだ続きます・・・

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