2010/08/27

Obama family enjoy outdoors

こんなニュースがありました。
オバマ大統領とその家族がBike Ridingを楽しんでいます。


記事はこちら

少し前に届いたAmerican Camp Associationからのe-mailには,オバマ大統領の長女マリアちゃんが1週間のSummer Campに参加するというニュースが

日本じゃなかなかこうはいきませんね・・・

・・・わかっています。ちょっと文章書きから逃げていました。戻ります・・・

2010/08/24

Center for Independent Living

RaleighのCenter for Independent Livingを(CIL)訪問してきました。

ここは、年齢や種類にこだわらず、さまざまな障害のある人を対象に、障害に関わらず自立して生活できるようにさまざまな支援やサービスを提供している団体です。
1972年にカリフォルニア州のバークレーで始まったこの活動は、やがて障害者の人権擁護運動となり、障害をもつアメリカ人法(Americans with Disabilities Act: ADA)という法律を生み出しました。
9月に車いすを利用している友達がNCに来ます。CIL訪問はその友達からのリクエストでした。CILは雇用者の半分以上が何らかの障害をもっている方々です。当日はその方々とリラックスした雰囲気で情報交換しようということになりました。対応してくれたFredを始め、みんなとてもFriendlyないい人たちで、当日のMeetingがとても楽しみになりました。Translator:(kazuのことです)が一番不安です・・・(苦笑)。

業務連絡:関係各位はCILについて勉強しておくように

2010/08/23

Visiting DC with my friends

先週末、Washington DCに行ってきました。
友達のAkoとNatsuがEast Coast Tripの途中でNCに寄ってくれるというので、せっかくだからDCを案内することにしました。AkoとNatsuは、Child Life Specialistという資格を取るために、University of la Verneで勉強をしています。Child Life Specialistは、医師や看護師などの医療チームと協力しながら、病気を持つ子どもとその家族に対するさまざまな支援を行う専門職です。北米で生まれたこの職業は、その役割の重要性から、香港、台湾、クエート、グアテマラ、スペインなどにも広まりました。日本では、2009 年4 月現在、19施設に20名のチャイルド・ライフ・スペシャリストが病院やクリニックなどで勤務しているそうです。詳しくはこちらこちらをご覧下さい。
Ronald Reagan National Airportで2人と待ち合わせ、まず向かったのはSmithsonian前回も紹介しましたが、いわゆるスミソニアン博物館は10以上の博物館からなり、すべて無料で入ることができます。最初に入ったのはNational Museum of Natural History、数あるSmithsonianの中でも1、2を争う人気のある博物館です。


入場者をまず迎えるのは巨大な象。


そして恐竜たち。とにかく中は広くてたくさんの展示があり、ここだけでまる1日過ごすことができます。


そして、National Air and Space Museum。当然のことながら人類が初めて月に降り立ったApolo計画などのことは、若い2人にとっては既に歴史上の出来事です。しかし、実は飛行機好きのNatsu、とても熱心に見学してました。乗り物好きにはとても共感できます。


Museum内のi max Theaterにも行きました。

Washington DCは、National MallというSmithsonianやWhite House、US Capitolなどの集まる中心部をまわるだけでも結構広いので、この日の夜は綿密に計画を立てました。


次の日は、まず朝いちばんで行列に並び、Washington Monumentに登るチケットをget、その後地下鉄でUS capitolに向かいます。



もちろん内部見学のツアーにも参加しました。



超CoolなTシャツを発見!

Capitol内には各州の名誉市民の銅像が置かれています。


これはAlabama州選出のヘレン・ケラー。


そして、これはHawaii州選出のカメハメハ大王。
このツアーは3回目ですが、来るたびに新たな発見がありますね。特に今回は英語・日本語共に堪能な2人がいたので・・・(注:ときどきおかしな日本語はありますが・・・笑)


もちろん、Library of Congressにも行きました。

Lincoln MemorialではWedding Photoを撮っているグループにも会いました。

DCに来るたびに再確認すること、それは、多様な民族や人種が集まる中で、さまざまな困難を乗り越えて全ての人に自由と平等を保障しようとするこの国の努力には敬意を表します。


我が家にもご招待しました。見覚えがある人には見覚えがあるタペストリーにも記念の絵を描いてもらいましたよ。

最近はやっている曲の名前を教えてもらったり、よくわからなかった言葉の意味を教えてもらったり(友達と遊びに行ったりすることをhang outと言うんです。今までこの意味がわかりませんでした・・・)、ちょっと真面目な話もしてみたり、とても楽しい3日間でした。

2010/08/18

キャンプ・ロイヤル滞在記完結編 −スタッフの役割と働きぶり−

少し間が空いてしまいました。キャンプ・ロイヤル滞在記の最後は10週間にわたるタフなキャンプを乗り切ったカウンセラー、スタッフの話をしようと思います。
まず、このキャンプのTopがProgram Director(PD)のSaraです。このキャンプの最高責任者です。Program Directorとありますが、プログラムの指導をすることはほとんどありません。どうしてもうまくキャンプに適応できないキャンパーがいる場合にはSaraの出番となります。

じゃあ、誰がプログラムを指導するかというと・・・Activity Director(AD)たちです。10名ほどいる彼ら/彼女らは一度以上カウンセラー経験をしたことのある学生の中からSaraによって選抜されます。具体的な役割は、Medと呼ばれる薬の管理、Arts & Craftsの準備と運営、グループのリーダー、Morning ActivityやSpecial Eventの準備と運営など、全てのプログラムを彼らが準備し、指導します。

そして、キャンパーと直接関わるCounselor、キャンパーに応じて1人または2人のキャンパーと常に行動を共にし、一緒にキャンプを楽しみます。

その他に、場合によってHelperと呼ばれるいわゆるOB/OGたちが手伝いに来てくれたり、対応の難しいキャンパーがいる場合には、Training Weekの時にTrainerとしてきてくれたProfessionalたちがConsaltantとして参加したりします。

全てのスタッフのやるべき事があらかじめJob Descriptionとして書類になっています。キャンプ期間中も後ほど書きますが6日間のキャンプの中で1日のオフと1日あたり2〜3時間のオフがあります。日本の場合はなかなかオフといっても、ちょっと手伝おうなんてことになりかねませんが、こちらはオフの時はオフ、けっこうキャンパーの対応で大変なときでもきっちり休みます。この辺の切り替えはすごいですね。ぼくにはちょっと難しいかもしれませんが・・・

さて、キャンパーの割り当ては前の週の木曜日の夜に発表されます。金曜日に帰ってから日曜日の昼に再集合するまでの間にキャンパーの特徴やどれくらい生活上の活動(食事、着替え、トイレなど)が自立しているか、飲んでいる薬、好きな活動など、キャンパーに関するさまざまな情報が書かれているCamper Sheetをしっかり読み込んできます。
日曜日の午後3時から5時までの間にキャンパーがやってきます。Camper Sheetを元にここで親とコミュニケーションをとり、不明な点を明らかにします。初めてのキャンパーはSaraも会うのが初めて、その場合にはSaraも親とコミュニケーションをとり情報を仕入れます。親との打ち合わせが終わると荷物をキャビンに運んでプールに出かけます。このあたりのTransitionの仕方にすごく工夫が見られます。キャンパーによって適応する時間が違うことから、全員で集まるプログラムをせずに、キャンパーたちのほとんどが大好きなプールで買うウンセラーと仲良くなる時間を作り、夕食後に初めて全体プログラム、この頃にはほとんどのキャンパーがキャンプに「なじんで」きています。


月曜日から木曜日までは決まったスケジュール、詳しくはこちらを。
昼食後は1:15から2:45分までお昼寝の時間があります。このときには2つのキャビンにそれぞれ3名ずつNap Dutyと呼ばれる役割があり、キャンパーの対応は全て彼らが行います。Activity DirectorにもNap Dutyがあります。何かある場合には基本的にADが対応します。この間、他のカウンセラーたちはオフとなります。ADはカウンセラーと違い役割によって時間は変わりますが、もちろんオフがあります。

夕食後はSpecial Event、プールと続き、順番にシャワーを浴びて9:15に就寝、このときもNight Dutyと呼ばれるスタッフがキャンパーのキャビンに宿泊します。それ以外のスタッフはオフとなります。ちなみに全てのカウンセラーは1セッションに1日の休みがあり、Night Dutyの次の日がオフとなります。その代わりにフローターと呼ばれる決まったキャンパーを持たないカウンセラーがキャンパーと1日を過ごします。このように6日間×10週という長いキャンプを乗り切るわけですね。

その他カウンセラーの仕事としてDaily Note(DN)の記入があります。これはその日1日キャンパーがどんな活動をどんな様子で行ったか記録し、それをまとめて最終日にキャンプ期間中に作成したArts & Craftsの作品と共に渡します。キャンプ・ロイヤルではこのDNをとても大切にしています。彼ら/彼女らが、「どんな風に楽しんだか」、「どんなことができたか」を書きます。キャンプは「楽しいところ」なので、すべてPositiveに書くというのがお約束です。

最終日は午前中いつもと同じように活動を行い、昼食をはさんで最後の全体プログラムTalent Showがあります。これはキャンパー1人1人が彼ら/彼女らの得意なことを迎えに着ている親たちも含めたみんなの前で発表するというものです。歌ったり、楽器を弾いたり、バスケットボールをしたり、ジョークを言ったり・・・発表の後カウンセラーがキャンパーに手作りのAwardを渡します。



本当にこの5週間はぼくにとって大きなものでした。facebookの友達も一気に増えたし(笑)。キャンプという入口から障害のある人たちとの世界に入っていったKazuとしては、障害のある人たちとの関わりという入口からキャンプに入ってきた人たちと一緒にキャンプをすることは大きな刺激になります。どちらの入口から入っても、あのとき、個性豊かなキャンパーたちとめいっぱいキャンプを楽しんでいたというかけがえのない時間が味わえる。それはきっと「いろいろな」(英語で言うとDiversityということになるのでしょうか)人たちがその場にいるからなんだろうなあ、と思います。

来年の夏は、日本で、新しく、そんなキャンプをします!
いろいろなことが決まってきたら、せっかくなので何らかの形でweb上に公開していこうと思います。


ぼくがキャンプで一番好きだった1日のはじまりのプログラム、2010年、キャンプ・ロイヤル最後のShady Circle

2010/08/13

The End of the Summer

キャンプ・ロイヤルで過ごした長い夏が、今日、終わりを迎えました。
スタッフ1人1人にAwardが渡されました。10週間のうちの半分しか参加できませんでしたが、ぼくも、もらっちゃいました。


スタッフ全員に配られるTシャツも


Arts & Craftsの時に、完成した作品をしまう棚をデザインしたものです。

夏の終わりはいつも寂しいけど(本当はまだまだ40度近い暑さなのですが・・・)、たくさんのPowerとEnthusiasmをもらいました。こちら風に言うと、Motivateされました。

これは、絶対来年、日本で活かします!

詳しくはまた。


日本の仲間たちもキャンプの真っ最中でしょう。楽しんで下さいね!



ちょっとだけ休みます。

2010/08/06

キャンプ・ロイヤル滞在記3 −Camp with old friends−

今日でWeek 9が終わりました。Saraが、Old Friends たちとの楽しいキャンプだ、と言っていた通りの本当に楽しい1週間でした。
対象は18歳以上、中には10年以上このキャンプに参加している人たちもいます。もちろんさまざまな困難はありますが、ほとんどのキャンパーは自立した生活を営むことができ、本当にキャンプを楽しみにしていることがとてもよくわかりました。
以下、簡単に写真と共に内容を紹介しますね。


基本的なスケジュールは一緒です。やはり1日3回のプールは欠かせません。


Arts & Craftsもステーション形式、手前がAで奥がC、Bのステーションが屋外にあり、ここで自由にパズルやゲームを楽しむことができます。この前紹介したようなワークシステムは彼らにはほとんど必要ありません。ただし、Daily Scheduleは必須でした。

全体的な感触としては対象に合わせて全体的な構造化はゆるやか、それが表れているのが夕食後のSpecial Event、


初日の夜に、Welcome Fire


2日目には、Knights Night、西洋の鎧を着た騎士によるデモがありました。この後希望するキャンパーは兜を着けさせてもらったりしましたよ。


3日目にはみんなでKaraokeを楽しみました。こちらではカラオキーみたいな感じの発音です。さすがアメリカ、局に合わせてみんなSocial Danceしています。いやー、盛り上がりました。


いつものShady Circleも最後の歌はキャンパーがリードします。


4日目にはFire Truckがやってきました。


実際に放水体験もさせてもらいましたよ。


その後は火事にならないよう、Campfireも楽しみました。


最後の夜はFancy Night、プログラムを提供するスタッフが給仕役となり、フルコースの料理の夕食を楽しみました(実際はいつもの夕食を前菜、サラダ、主菜、デザートというように別々に運んだものですが・・・雰囲気はなかなか・・・)。なんとシャンペンの食前酒付き!この日のためにDining Hallはきれいに飾り付けられ、Arts & Craftsのプログラムでは夕食に着用するための蝶ネクタイやティアラを作ったんですよ。


その後はGymに移動して最後の夜を楽しみました。

とても楽しかったなあ。キャンプ・ロイヤルの「積み重ね」をしみじみ感じました。もちろんスタッフが援助するような場面もありますが、それ以上にスタッフが楽しませてもらっているような場面もありました。

いよいよ来週がLast Week、スタッフともちょっと話しましたが、彼ら彼女らにとっては、「やっと終わる」と、「もう終わってしまう」という気持ちがいり混ざった複雑な心境のようですよ。

次回はそのスタッフたちの役割や仕事ぶりについてレポートしたいと思います。
今回はとりあえず「楽しかった〜」ということを伝えたいです!