2010/01/10

Ice Climbing!

1月4日(続き)
荷物のRepackを終えた我々が着いたのはCrawford Notchというところ。


Vanを降りて歩き始めます。この頃にはうっすら青空も見えるようになってきました。


15分ほど歩いたところにあるこの斜面、実は全部氷でできているのです。これからこの斜面をIce AxとCramponを使って登ります。Rock Climbingが岩を登るなら、Ice Climbingは氷の壁を登るのです。


Ice ClimbingにTryするJey、Jeyが両手に持っているのがIce Ax、Ice Climbing用にSnow Climbingのときに使用したものより短くなっています。この両手に持ったIce AxとCramponの前爪を氷の壁に打ち込み、手がかり、足がかりとしながら登っていくのです。まずはそれほど傾斜のきつくないところから。


3 Routeを交代で登りました。


高さは約10m弱といったところでしょうか。もちろんRock Climbingと同じようにRopeで安全を確保しながら登るので、万が一落ちてもRopeが命を守ってくれるので安心してChallengeすることができます。


垂直に近い氷壁にChallengeするJey、これは本当に楽しいです。同じ氷のように見えても場所によって全然違い、AxやCramponが刺さりやすいところと刺さりにくいところがあったり、でもRock ClimbingほどHoldにとらわれるところもなく、ガシガシ登ることができる感じです。
明日からの2日間もすごく楽しみになりました。
この夜はHostelで暖かく過ごしましたよ。

1月5日


Mountaineering Field Tripも8日目を迎えました。今日もCrawford NotchでIce Climbingです。


実はこの道、廃線になったRailwayなんです。Railway上を今日の目的地に向かって歩いていきます。


なんと、鉄橋がありました。この鉄橋も渡って進んでいきます。日本じゃ考えられないなあ・・・


今日Challengeする氷壁がこれ、Draculaと呼ばれているところです。


Ice Climbingも2日目なので、ずいぶんみんな慣れてきました。
今回は全部で5 routeありました。


垂直の氷壁を登るGW、Kazuも登ることに夢中になり、実はこの日あまり写真を撮っていません。最後は結構難しいRouteにもChallenge、なんとか登り切ることができました。うれしかったなあ・・・


もうすっかり夕方、Railwayを歩いてVanに帰って行きます。


なんか暗くなるまで夢中になって遊んでいた子どもの頃と、Stand by meという映画を思い出しました。
た〜のしかったなあ!

この夜はConwayの町のItalian RestaurantでPizzaを食べました。みんなで調子に乗ってデザートまで頼みました。Sandaeを頼んだのですが、これがまたばかでかい!
最後はちょっともてあましました。
TDは「余計な出費が62ドル(こちらではDollarsよりBucksを使うことが多いです)も出た!」と嘆いていました。
「みんなが卒業するときにDesart Feeとして7 bucks払ってもらう!」とも言っていました。
(もちろんJokeですが・・・)

1月6日
Field Trip 9日目、今日もIce Climbing三昧です。


今日向かったのは、Echo Lake Cathedral Ledge State Park、ここはRock Climbingも楽しむことができるようです。


VerticalなIce WallにChallengeするMatt(静かな方)。


この日は高さ50m近く、2段に分かれたLong RouteにもChallengeしました。


2段目のIce Fallです。これがまた良い氷で、AxのPickもCramponの前爪も気持ちよく食い込みます。この壁が一番楽しかったなあ。他の学生たちもAwesome!と言っていました。こちらの人たちは「すごい、すばらしい」という表現をするときに、よくこのAwesome!を使います。
日本の学校では習わなかったなあ。


雪には恵まれましたが、景色には今まであまり恵まれませんでした。でも最後にAmazingでAwesomeな景色に出会うことができました。


Trailerに荷物を積み込み、ShopでBootsを返却し、Hostelに戻りました。
これはClassなのでもちろんFinal Examがあります。なんとこの日の夜がFinal Examでした。単位は必要のないKazuですが、ちゃんと学生たちと一緒に受けましたよ(良くできたとはとても言えませんが・・・泣)
いつもは10時にはほとんどのみんながBedに向かうのですが、この日ばかりは特別、みんなでMonopolyをしました。15年ぶりくらいかなあ、みんなにRuleを教えてもらいながら最後の夜を楽しみました。

1月7日
最終日、朝5時に出発してひたすらRaleighに向けてVanを走らせます。VanにはDVDがついていて、みんなで映画を見ながら帰りました。大学に到着したのは夜11時、ながーい長い10日間のField TripはさまざまなDramaをうみつつ、無事に終わりました。


アメリカに来てからいろいろなField Tripを体験してきました。このBlogを始める前には、Outwad Bound ColoradoのBackpackingのCourseに参加したり、脳に外傷を負ってしまった人たちを対象としたCampにボランティアで参加したりしてきました。

今までは、「いわゆる人の手が入っていないWilderness(原生自然)で、こちらで展開されているようなDynamicな活動をするのは難しい」と思っていました。
日本とアメリカでは自然のスケールが違うし、景色のきれいなところ、有名なところはたくさん人が入りすぎるから。
でも、雪が降ると日本の自然もWildernessに近づくような気がします。。
すぐにIce ClimbingやSnow Climbingを取り入れるのは難しいかもしれないけど、日本でも上手く取り入れられたらいいなあと感じました。

2010年、とてもよいスタートを切ることができました。
今年も遊び倒す、じゃなくて、しっかり勉強するぞ!

追記1
このBlogを書いているのはNC時間で昼、現時点で気温-3℃!NHから寒さも持って帰ってきました。でも、こんな寒さの中でも生き物たちは元気です。


窓を開けると何やら音が、よく見るとキツツキがDrummingしていました。

追記2
Visaの更新手続きのため、1月29日から2月9日まで一時帰国します。
おいしいラーメン!おいしい焼き魚!!日本酒!!!

2010/01/09

Expedition

1月2日
今日から2泊3日でTent泊によるExpeditionに出かけます。ぼくは経験ありですが、他の学生たちはほとんどが初めての体験、いったいどんな3 days になるのでしょうか。


Trail HeadのCrawford Houseでパッキングの最終確認。今までの装備に加えてTentも加わったので結構な荷物の重さです。天気は雪模様・・・


出発前の一コマ、左からJey、TD、GW。TDの笑顔がいいですねえ。


いよいよ今日の目的地、Nauman Campsiteに向けて歩き始めます。



先行者のTrailがあり、とても歩きやすいです。AmericaというとRockyやGrand Canyonなどの雄大な風景をImageしがちです。ぼくが住んでいるNCもそうですが、そんなところばかりではなく、日本の風景にそっくりな場所もたくさんあります。ここもどこか日本を思わせる風景で、なんだか歩いていて心が和みます。


3時間ほど歩いてCampsiteに到着、さっそくTentを設営します。雪はいろいろな形に加工ができるので、Tentをたてた後は、玄関を作ったり、風よけの壁を作ったりと、さまざまなCraftを楽しむことができます。

Tent MateのTimとAlexaです。Timはすっかり雪の大工となっていました。


Campsiteのデッキを利用して作ったKitchenです。夕食作りの真っ最中。


今日の夕食、カレー風味のSoup(Rice入り)に舌鼓を打つBradとGW、それにしても夕方になってまた雪が強くなってきました。


風や雪を防ぐ場所がないので、夕食を食べたら体が冷えないうちにTentに入ります。こういう場所ではなるべく消耗しないように、いかに体を暖かく、乾いた状態に保つかが大事になります。AlexaはTentに入ったらすぐにSnackのチョコレートを食べていました。これも身体を暖かく保つTechniqueのひとつなのです。Alexaの場合、それだけではない気もしますが・・・
この後3人で1時間ほどトランプで盛り上がりました。それでも9時には夢の中でした。

1月3日


Expeditionの2日目、朝イチのKazuです。僕たちの出した水蒸気が凍ってTentの壁についていました。それでもSpaceが小さい分人の熱でShelterよりも暖かく過ごせたように思います。いつの間にか靴下を脱いで寝ていました・・・


昨日から降り続いている雪は60cmほどになり、Tentもずいぶん埋まりました。朝イチの作業はTentの雪下ろしでした。


雪がすっかりTrailを消してしまったので、予定を変えて、より近くにあるMt. Jacksonを目指すことになりました。Snow Shoeを履いた4名が先頭を歩いてTrailを作り、その後を他のMemberが歩いていきます。60cm近い新雪をかき分ける先頭はかなりの重労働なので、先頭を交代しながら進みます。Snow Shoeも交代で履き替えながら目的地を目指して進みます。

雪は音を吸収する働きがあるので雪の森はとても静かです。歩いているうちにふとあることを思い出しました。
Outdoorでの活動を仕事にしようとは決めていたものの、明確な進路は決まっていなかったあの頃、同じ志を持った仲間と同じように雪の森を歩いたことを。
あの頃はお金はあんまりなかったけど、時間はたっぷりあって、やりたいことはあるんだけど、どのようにしたらいいのかよくわからなくて、とにかくいろいろなことをやろうとして、うまくいったり、うまくいかなかったり、でもそんな一つ一つの体験が自分の血肉になっているような感覚もあって・・・
その後は、折に触れて思い出がぽろぽろこぼれてきて、なんだかとても不思議な感じでした。
このClassに参加している学生はほとんどがTechnologyやEconomics、BiologyなどのMajor(主専攻)の他に、Outdoor LeadershipのMinor(副専攻)を取る予定の学生、こういうことを仕事にしようとするわけではないのでしょうが、すごくOutdoorに興味を持っている子たちです。そんな子たちが持つAuraもそんなことを思い出させるきっかけとなったのかなあ・・・


森林帯を抜けました。ここから結構風が強くなってきました。Trailの目印としてところどころの木に白いペンキが塗られているのですが、この雪で見失うことも多く、そのたびにTDがTrailを探しに行きます。


あまりにも寒いので手っ取り早く暖かくなるために雪の斜面を駆け上がるGW・・・


山頂付近はものすごい風、1枚写真を撮って、早々に樹林帯に逃げ込みます。ちなみにこの日の夕方には-20℃まで気温が下がりました・・・この夜はTentの中で3人でおしゃべり(とはいってもほとんど2人でしたが・・・泣)しました。


1月4日
Expedition最終日、Tentを片付けて、下山します。


Tent入口で荷物をPackingするAlexa。


最後の朝食は、ちょっぴり苦手なOatmeal、もちろんそんな仕草は見せずにちゃんと食べましたよ。そろそろ日本風のご飯が恋しい・・・


下りはSki気分で滑り降りるような感じなので早い早い、1時間半でTrail Headに戻ってきました。今日はこれでHostelに帰りちょっとのんびりかと思いきや、なんとこのまま荷物をRepackしてIce Climbingに行くことに!

ということで次に続きます・・・

2010/01/08

Snow Climbing Training

12月29日から1月7日まで10日間にわたるMountaineeringのField Tripに行ってきました。
場所はNew HampshireにあるWhite Mountain National Forest、メンバーは担当教員のTD、AssistantのGW、学生8名、Kazuの合計11名、3回に分けて今回のTripを紹介していきます。

まずは10日間のScheduleから
12/29 Travel to NH, and stay at Hostel(Vanで18時間の長旅、室内泊)
12/30 Equipment Fitting, hike to Hermit Lake Shelters(3 Days Snow Travel第1弾、Shelter泊)
12/31 Snow climbing at Tuckerman's Ravine.(Shelter泊)
1/1 Snow climbing and out to hostel.(室内泊)
1/2 Expedition to Nauman Campsite.(3 Days Snow Travel第2弾、Tent泊)
1/3 Expedition to Mt. Jackson.(Tent泊)
1/4 Expedition returns to Conway, ice climbing at Crawford Notch.(室内泊)
1/5 Ice climbing at Crawford Notch, dinner in Conway.(室内泊)
1/6 Ice climbing at Cathedral Ledge, final exam.(室内泊)
1/7 Return to Raleigh.

今回は3 days Snow Travel第1弾の様子をお届けします。

12月30日
前日朝5時にRaleighを出発、NHのHostelに着いたのは何と夜の12時でした。そんなToughなScheduleを乗り越え、いよいよ3日間のSnow Travelに出かけます。


まずはShopで冬用の登山靴をレンタル、このShopはいわゆる登山用品店なのですが、Ice axやCrampon(これらの道具は後で紹介していきます)などもレンタルしています。日本では安全上の問題(経験の少ない人が気軽にレンタルして事故を起こすなど)もあり、なかなかこういうところはないように思います。


これが冬用の登山靴、プラスティック製で、スキーブーツと同じようにインナーブーツがあります。


装備もすっかりそろい、Trail Head(登山口)のPinkham Notchへ。ここには立派なLodgeやVisitor Centerがあります。


Visitor Center内にはトイレやシャワールーム、各種Informationとともに荷物をPackingするためのSpaceもあります。これはすごくいい!


個人の荷物の他、鍋やスコップなどGroup StuffもPackingした我がBackpackです。


出発前に記念撮影。


目的地のHermit Lake Shelterを目指してHike up、SkiやSnow Shoeをはいた人たちとたくさんすれ違いました。


2時間ほど歩いて目的地に到着、Tuckerman's Ravineです。写真に見える山の向こう側にMt,WashingtonというこのあたりのLandmarkとなる山があります。


ここはSki Areaとありますが、リフト等は一切ありません。Skiをする人は全員自分の足で登ります。看板にはそれぞれのAreaの雪崩の危険度が示されています。ここには小さいながらもVisitor Centerとなる小屋もあり、近くには緊急避難用のShelterもありました。
向かいの斜面にはリフトのかかったスキー場もありますが、こちらを好む人も多いようです。日本のゲレンデにあるように、はやりの音楽がガンガンかかっているということはありません。
Outdoorというものに関する意識の高さを感じます。


僕たちが2泊するShelterに到着しました。屋根と壁があるだけのとてもSimpleなShelterです。中には最大で10名ほどが寝ることができるSpaceがあります。


中はこんな感じ。暖房も何ももちろんありませんが、雪と風が防げるだけでも全然違います。このShelterの中にテントを張っているGroupもありました。
冬用の暖かいSleeping Bagにくるまっておやすみなさい・・・

12月31日

おはようございます。朝の気温は-20℃近くまで下がりました。


今日は、Tukerman's RavineのBowlで雪山を歩くために必要なさまざまなSkillを身につける日です。まずはTDが雪崩に関するLectureをしました。


その後はみんなでTukerman's RavineのBowl(すり鉢状になった場所、日本ではカールといったりします)をめざして登っていきます。


Bowlの斜面に到着しました。ここでIce AxとCrampon(日本ではピッケル、アイゼンともいいます)を使ったさまざまなSkillの練習をします。


これがCrampon、靴底につける鉄のツメのようなもので、これを装着することにより、氷の斜面も歩くことができるようになります。
いよいよ練習が始まります。まずはSelf Belay(自己確保)、Self Arrest(滑落停止)から。雪山の急斜面では凍った場所も多く、もし転んだりした場合、斜面の一番下まで落ちてしまうこと(滑落)があります。そうならないようIce Axを使って滑落を止めるのがSelf Arrestです。ぼくも一緒に練習をしていたので写真はありませんが・・・
凍った斜面で転んでしまうと場合によっては本当に止まりません。Ice Axのありがたさを痛感しました。


その後は3人1組になってRopeでお互いの安全を確保しながら急斜面の登下降の練習をしました。万が一誰かが転んでしまった場合、他の2人がSelf Belayの姿勢を取ってSelf Arrestで止まらなかった場合の安全確保をします。このときはところどころにSnow Stakeというもので氷の斜面に安全確保のためのAnchorを設置し、Ropeをそこにつなぎながら登りました。
こういうところに安全確保に関する高い意識を感じました。ちなみにこの斜面は30度くらいあるかなりの急斜面です。


下降の練習中、この頃にはIce Ax、Cramponの使い方もだいぶ慣れてきました。


今日は大晦日、本当にいろいろなことがあった2009年の夜が更けていきます。こちらNCに来て9ヶ月、まさか年越しを山の中で過ごすとは思ってもいませんでした・・・

1月1日
あけましておめでとうございます。
という特別なこともなく、2010年最初の日が始まりました。やはり今朝も寒い!
今日は昨日使ったRouteとは違うRouteでTuckerman's RavineのTopを目指します。


雪が降る中、樹林帯をたどりながらどんどん高度を稼いでいきます。


Timber line(森林限界)を越えると結構強い風が。


Boott SpurというPeakで記念撮影。
前列左からTim(Challenge Course Programmingでも一緒でした)、Matt(2人いるうちの静かな方)、Kazu、後列左からAlexsa(紅一点)、Matt(賑やかな方)、Alex、Jey、John、Brad(Backpackingでも一緒でした)


Shelterに戻り、荷物をまとめて、Trail Headに戻ってきました。
なんとかひとやま越えました。でも、このField Tripまだまだ続きます・・・

Mountaineering Field Trip

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

正月をはさんだ10日間に及ぶMountaineering Field Tripから無事生還しました。
いやいや、ほんとに充実した10日間でした。
力尽きたので今日はこれまで。
明日以降長編大作?でお送りします。